2012年7月27日金曜日

床張り

前回、張りはじめた床材

昨日は続きです。

床材は、既存の床にじかにビス止めしています。
接着剤は使用しませんでしたので
多めにビスを打って固定しました。
















 縁の仕上げが完成したら、その延長上に増築する
床部分を作っていきます。

もとのコンクリートの床は、勾配がついていたり
平坦でない部分が多いので
自分でレベルをとって床を平坦に仕上げるのは
ハードルの高い作業だなと
ほんの数ヶ月前に、ご縁で知り合った方に
相談を持ちかけると、わざわざ様子を見に来てくださいました。

初対面にもかかわらず、早速あれやこれやと対策を考えてもらい
レーザーで床の高低差をザザーッと書いていってくださいました。

ほんとにありがとうございました。

藏家(くらや)の居蔵さん
http://www.kura-ya.net/
















様子を見に来てくださったり手伝っていただいたり、
みなさまありがとうございました。















既存床部分は張り終えました。


工事メモ-----

床材:
 杉荒板(野地板) 2000mmx180mmx12mm
施工:
 板の配置は隅から(今回は流しの端部から)壁側面に沿って
 順番に配置、1列目の最後の1枚を必要寸法に切除して
 端材を2列目のはじめの板として使用し配置、の繰り返し
 既存の床板及びその根太に直接ビス(スリムビス40mm)打ち
 ビスは幅方向に3箇所、長さ方向は両端と600mmピッチ(既存根太上)
 接着剤未使用
備考: 
  荒材はサイズが不均等でねじれが発生しているものも
  多く、板同士を加工なしで隙間なく配置するのは不可能
  表面の様子は荒い鋸目
 

レーザーでの計測
 貼り終えた床部にレーザーを設置、床工事予定の土間部分に
 450mmピッチで碁盤の目状に墨で印(線の交差部が大引きの
 土台を設置する場所)をした後に線の交差部からレーザーまでの
 高さを計測し交差部に数値を記入
 高低差を調べ各箇所での大引きの土台の材の必要高さを求める 

2012年7月26日木曜日

床考

工房のレイアウト図をひととおり、考え終えて
既存の土間部分は、ほとんどを床張りにします。


ということで、床張りが場所づくりの最初の作業となります。

現在、床面は土間部分と既存の床張り部分に分かれています。

photo:入口側の土間と写真手前の床部分














まずは既存床のチェックです。
構造的には根太工法で根太に12mmのコンパネをうったあとに
Pタイル。

ところどころ、ペコペコしてコンパネがたわむ部分があります。
そしてあて木をして補修してある箇所も。















あて木をはがしてみると、













穴が空いていました。

今回、既存床面は
Pタイルの上に杉板の荒材を張る予定です。
コンパネに空いたこの穴は、補強すべきものか・・・。

杉板の厚みと幅、穴空き部分の周りの強度の感じで
そのままでいけると判断し、今日一部を仕入れた
床材をはりました。

幅180mmの野地板用の杉荒材を使用します。
張ったあとに表面をサンディングし、オイル系の塗装をする予定です。



2012年7月23日月曜日

見取り図、見








なんともシンプルな見取り図です。

入口のシャッター(図の右側)
水まわりとトイレ
裏口

幅は約3.5m、奥行きは約12m
どういう物件でしょうかこれは

ながし、トイレ付きガレージ?
車の入れれる、風呂なしアパート?

見取り図では出ていませんが、
このスペースは前半分が土間のようになっていて
後ろ半分は床をはってあります。

昔の棚やら、床、照明器具、電気の配線。
どれをとっても昭和の雰囲気が漂っています。

この物件を一番気に入った理由は
なんといってもこのスケルトンな仕様です。

作業場の機材の配置や場所の使い方を
ゼロから仕切っていこうと思っています。

見取り図とにらめっこしながら、計画スタート。

2012年7月22日日曜日

製作所組み立て日記について

中川弦楽器製作所は2012年の夏に
工房を移転することとなりました。

製作の場所として
大阪は阿倍野区の阪南町というエリアで新たに出発します。

このブログは、中川弦楽器製作所の日々の仕事場である、
工房を作っていく過程を記録した製作所の組み立て日記・フォトアルバムです。